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2007年12月13日

対策ワキガ

ワキガの治療法として、薬品をワキの下にしみ込ませる方法が古くから行われてきました。ミョウバンやアルコールを塗ると臭いが弱まることはよく知られてきましたし、現在では制汗剤やデオドラント化粧品が種類豊富に市販されています。

一般の病院にワキガの相談に行ったとき、まず勧められるのは、こうした薬物療法ですし、市販薬をすでに使っている方も多いことと思います。

薬物療法に使う薬品には、制汗作用のあるものと殺菌作用のあるものの二種類があって、効果を高めるために、双方を組み合わせて使うこともあります。

殺菌作用のある薬品は、ワキガ臭の発生の引き金になる細菌の増殖を防ぐために使われます。一方、制汗作用とは、血管組織を収縮させて、ワキガ臭の元凶であるアポクリン汗とエクリン汗の分泌を抑える働きのことで、アルミニウム化合物、アルコール、タンニン酸などが代表的です。

ドラッグストアで手に入るミョウバンはアルミニウム化合物の一種で、一時的にはかなり強力な制汗作用があります。5~10%濃度のミョウバン液に浸したガーゼでワキの下を一時間ほどシップすると、数時間、汗が抑えられて臭いが軽減します。

大量に市販されているローション、スプレーなどのデオドラント化粧品や制汗剤にも、制汗作用と殺菌作用のある薬品が配合されています。制汗剤といっても殺菌剤も配合されていることが多いようです。

これらの薬剤や化粧品は、一時的にはかなりの程度、臭いを抑えることができますから、ごく軽いワキガの人でしたら、これだけで臭いの問題が解決してしまうこともあります。

使用の際には、以下のようなことに気をつけてください。

不潔な状態で薬剤を使っても、あまり効果がありません。入浴やシャワーを浴びた後など、ワキの下が清潔な状態で使うことです。外出先でも、軽く汗を汚れをふき取ってから使うことができればベストです。腋毛もきれいに処理しておくことが必要です。

また、市販の制汗剤は最近では広く一般に使われているため、体臭の薄い人が使うことを前提にしたものが増えています。そのため、ワキガ体質の人には、あまり効果があがらないものもあります。製品の主目的が何かによって、使われている薬品の種類や配合の仕方が違いますから、自分にあったものを選ぶことです。

また、こうした製品には、香りがついているものが多いのですが、ワキガが強い人が使うと、香りとワキガの臭いが混じって、異臭になることがあります。無香性、微香性のものを選んだほうが無難といえます。

市販の製品は、安全性は十分に確かめられていますから、使用上の注意を守って一時的に使う分には何の問題もありません。しかし、神経質に一日に何回もくり返して使い、それが長期間に及べば、ワキの下の皮膚が硬く黒ずんできたり、かぶれるなどの副作用に悩ませれることもあります。いずにしても、薬物療法だけで完全に臭いを消すことは出来ません。
  


Posted by hero at 16:08エチケット

2007年12月03日

思春期と体臭

初恋の思い出はいくつになっても忘れがたいものです。

「私の初恋は幼稚園の頃」という、早熟な方もいるようですが、人を初めて好きになってのは思春期のころだという人の方が、圧倒的に多いのではないでしょうか?

いままで、ただの友達だと思っていた相手や、「ちょっとカッコいいな」ぐらいにしか考えていなかった人のことを、何かの拍子で突然、異性としてハッキリ意識して、妙にドギマギしたり、恥ずかしくて冷たいそぶりをとってしまう…もどかしくて…それでいて浮き立つようなこんな感情は、思春期に特有のものです。

ところが、調度この時期に、ワキガの臭いを意識しだして、「この臭いのせいで好きな人に嫌われるのではないかしら」「異性に相手にされないのではないか」と深く悩む人も出てくるのですから、皮肉なものです。  


Posted by hero at 14:14エチケット